殆どの業者が既存の彫刻文字を機械で削り、新規の文字も機械で彫る事はもはや常識になっていますが、お客様にすればこれが最も大きな不安材料でもあります。
その理由は「完成した印鑑に人の気持ちが全く入っていない」事です。 昔は職人さんが心をこめて彫刻していましたが、現在ではレーザーロボットでの流れ作業が主流です。
そこで当店では先代がご使用になっていた大切な印鑑に敬意をこめて「丁寧に手でこすって平らにし」「新規の文字は筆で書き」「彫刻刀で彫らせていただきます。」
つまり、最初から完成に至るまでの全工程が完全手作業ですから安心して彫り直しをお任せください。
先ず二つの手書きの印影イメージをご覧いただき、あなたのお好みをお選びいただけるので安心です。
次に印材の彫刻面に筆で書いた文字を確認していただきます。
そうする事により完成する印鑑が明確にイメージでき、あなたが創造する唯一無二の印影が誕生します。
多くの業者は「既存の彫刻文字を機械で削り」「新しい文字も機械で彫ります」つまり最初から最後まで「人間の手が全く入らない事務的なハンコ」になってしまい、これでは先代から譲り受けた大事な印鑑が台無しです。
また、サイト上では作務衣を着てハンコ名人の様に見せかけたり、体裁の良い能書きをテキスト記載したりする事は生成AIでなんとでも出来ますよね。
事実、「手彫りです」と記載しているサイトは山ほどありますが、ここまでの作業手順を開示し、かつ、完成した印鑑に証拠として付けているのは、おそらく当店だけだと思います。 全ての工程を人の手によって築き上げるからこそ、先代の魂があなたに託されるのではないでしょうか?
ここでは彫刻文字が同じ「令和 花子」さんであっても、目に映る印象が全然違う事を解説をまじえてご覧くださいませ。
ネットでありがちなゴシック体(機械彫り) | 当店の篆書体(手彫り) |
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2級技能士や無資格者によるPCフォントのゴシック体です。「無機質な棒」で構成されるため線の太さが同じでノッペリとした感じになります。 |
線質に抑揚があるのがお解りいただけると思います。このように筆で書く事を意識した仕上げ方により躍動感があり「生きた線」で構成された印鑑になります。 |
ネットでありがちなボッテリとした開運書体(機械彫り) | 当店の新篆書体(手彫り) |
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2級技能士や無資格者による開運印鑑を謳った書体です。PCフォントのゴシック体なのでボテッとした感があります。 |
私が「新篆書体」で彫らせていただく場合は、「篆書体」をベースに考えますので、「線質」と「バランス」を重視します。 |
1級印章彫刻技能士とは厚生労働大臣認定です。(手彫り技術習得者)
2級印章彫刻技能士とは各都道府県知事の認定です。(機械彫り)
無資格者とは上記以外の方です。(機械彫り)
ご注文に関わらず、譲り受けたハンコや使用していない印材のご相談もお受けしています。
機械彫りのハンコの彫り直しをお受けする事も多いです。
落下によりワクの欠けた象牙のハンコを彫り直しさせていただいた事もあります。
当店では二案書かせていただきますので、書体やバランスによっての目に映る印象の違いが確認できます。
これによって、よりあなたのお好みのイメージに近い印鑑が期待できます。
※ 2案まで商品価格に含まれていますのでご安心くださいませ。 下記は完成した印鑑にお付けしています。
フルネームで実印をお考えでしたら篆書体とそれをアレンジした新篆書で迷われる方が多いのが事実です。
そこで、2案ご覧いただく事によってスッキリしたお気持ちで、あなたのお好みの書体をお選びいただければ幸いです。
楷書体 古印体
また認印としてお考えの場合は同じタテ形のバランスでもご覧いただくように楷書体と古印体とでは雰囲気が違いますよね・・・
そこで、2案ご覧いただく事であなたのナットクされる書体をお選びいただければと思います。
新篆書体 新篆書体
彫刻文字と書体は決まっているけど、タテ形とヨコ形で迷われた事はないですか?
2案ご覧いいただければ、きっと あなたのイメージに近い印鑑が完成すると思います。
1級印章彫刻技能士・1等印刻師 塩屋 正晴
完成した印鑑を捺印するまで1分30秒程ですが、お時間があればどうぞご覧くださいませ。
前田利家さんを「新篆書体」で書くと下記の通りになります。
当店では この【字入れ作業】を、鏡で反転させ、メールで最終確認していただいています。
彫刻面に文字を書くことが「手彫り印鑑の必須条件」になりますので、確認できるところで購入される事をお薦めいたします。
洋服を試着した時に「こっちも良いけど、これも良いな・・・」なんて迷われた事はございませんか?
ハンコの場合は書体によって雰囲気がガラッと変わります。 「中々、難しいものですよね・・・」
そこで当店では、あらかじめ二つの印影イメージを書かせていただきますので、あなたのお好みの書体をお選びできて安心ですよ。
一般的には篆書体(お札に印刷してあるハンコの書体)を用いる事が多いですが、先代の印影が新篆書体の雰囲気でしたらそれに合わせてもいいと思いますよ。
書体選びは迷うものですから当店では二つの印影イメージをご覧いただいています。 あなたのお好みの書体をお選びになってはいかがでしょうか。
銀行印としてでしたら、篆書体か新篆書体はいかがでしょうか? タテヨコのバランスもあなたのお好みで素敵な印影になると思いますよ。
認印としてお考えでしたら、判読しやすい古印体や隷書体のタテ形がお薦めです。 二つの印影イメージを比較対照できるので安心ですよ。
下記は私が実際に手で彫り直した事のある印材になります。
印鑑の材質としては最高のものとされています。見た目も美しいく、そのすばらしさから 「印材の王様」といわれ、硬度・弾力性・吸水性は他の印材より優れて、ひび割れや虫食いに強く精密な彫刻に向いています。また、朱肉の付も良く、捺印した時の鮮明度はピカイチです。
ワシントン条約後に象牙にかわる印材として販売されるようになりました。 象牙の硬さにはひけをとりませんし見た目は大変綺麗です。
以前は「オランダ水牛」と呼ばれていましたが、オランダが原産国でもなく、水牛でもないため、近年、「牛角(うしつの)」に名称が統一されました。オーストラリアやウガンダ、ケニア、ナイジェリアなどの陸牛の角から採られる印材で、美しい飴色が特徴です。天然素材のため、同じ牛角でも印材によって色合いのコントラストが違います。より白色に近づくほど高価とされて、特に弾力性に優れ、印材としては黒水牛同様 芯の部分を使用します。
硬く粘りもあるため、印肉のつきのよさに優れます。また、光沢ある美しさからアクセサリーとしても愛用されています。天然素材のため、完全に真っ黒な素材が少なく、薬品で黒く染色した黒水牛が大多数を占めます。芯の通った中心の芯持(しんもち)、という部分は角の先端にあたる部分を使用し、印面側の芯の小さいものがもっとも良質です。
お客様の持ち込み印材で彫らせていただいた事はありますので対応できますが、両印材共、特有の「ミゾ」があるため、その部分に文字が重なると「文字の線が欠ける」場合があります。念のためお伝えまで。
● 柘やその他の木材は技術的には問題ありませんが、新しく購入された方が安価なためです。
● 石材はサンドブラストという吹付の機械を用いて彫る素材のため彫刻刀で彫る事ができません。
● プラスチックも新しくお求めになった方が安価で購入できると思います。
お持ちの印鑑が「何の印材が解らない」「彫り直しできるの?」「キズがあるけど問題ないの?」「ハッキリした金額を知りたい」など気になる事はございませんか? そんな時はご相談フォームから写真を添付していただければお答えさせていただきますよ。 しつこい営業は一切していませんので、ご安心くださいませ。
ご相談の際に金額等にご承知いただければ、下記の手順で一つづつ丁寧に作業させていただきます。
何かご不明な点などございましたらメールでもお電話でもお気軽にご連絡くださいませ。
直径/5文字まで |
象牙材 |
牛角材 |
黒水牛材 |
10.5ミリ丸 |
35000円 |
30000円 |
25000円 |
12ミリ丸 |
40000円 |
35000円 |
30000円 |
13.5ミリ丸 |
45000円 |
40000円 |
35000円 |
15ミリ丸 |
50000円 |
45000円 |
38000円 |
16.5ミリ丸 |
55000円 |
50000円 |
41000円 |
18ミリ丸 |
60000円 |
55000円 |
48000円 |
例えば、お手元のハンコ(持ち込み印鑑も含めて)が「何の印材が解らない」「彫り直しできるの?」「キズがあるけど問題ないの?」その他、色んな事で気になる事はございませんか?
そんな時はご注文にかかわらず、先ずはお気軽に写真を添付していただければお答えいたします。
もちろん、しつこい営業は一切していませんのでご安心下さい。(^-^)
お手数で申し訳ございませんが、下記のように「3つの写真の添付」「印材の直径と長さ(おおよそでけっこうです)」「新規の彫刻文字数」をお教えいただければ、
ハッキリとした金額をお伝えいたします。 その他ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せください。
下記は通常のメールフォームが開きます
まれにメールが届かない場合がありますので、2日経っても、こちらからのお返事がない場合はお電話いただければ幸いです。
全体の写真です |
彫刻部分の写真です |
印材を立てた写真です |
個人情報の観点からお問合せいただいた件については1週間程度経ってもお返事がなかった場合は完了したものと認識して削除させていただきます。
お急ぎの場合でしたら平日の9時〜18時(日・祝はごめんなさい)にお電話いただければ幸いです。
書体、納期、印材等の事やその他ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せくださいませ。