印鑑の彫り直しと持ち込み|手彫り印鑑・塩屋印房

先代の思いは完全手彫りであなたに託されます

完全手作業 を証明できるのは当店だけです

多くの業者は「既存の彫刻文字を機械で削り」「新しい文字も機械で彫ります」つまり最初から最後まで「人間の手が全く入らない事務的なハンコ」になってしまい、これでは先代から譲り受けた大切な印鑑が台無しです。

 

事実、「手彫りです」と記載しているサイトは山ほどありますが、ここまでの作業手順を開示し、かつ、完成した印鑑に証拠として付けているのは、おそらく当店だけだと思います。 私は全ての工程を人の手によって築き上げるからこそ、先代の魂があなたに受け継がれるのだと思います。

 

こすって平らにして完全手彫りでお応えできます

 

 

あなたのデザインが新たな印鑑の始まりになります

ハンコの彫り直しや持ち込み印材には以下のようなメリットがございます

  • 精緻な技術: 熟練の職人が一つ一つ丁寧に彫り直し、細部までこだわった美しい仕上がりを実現します。
  • コストの削減: 新しいハンコを購入するよりも、彫り直しや持ち込みによって経済的な選択が可能です。
  • 環境への配慮: 不要になったハンコを再利用することで、資源の無駄遣いを防ぎます。
  • 個性の表現: お客様のご要望に合わせたカスタマイズが可能で、個性あふれるハンコをお作りします。
  • 丁寧な対応:お互いに確認しながら 一つ一つの工程を丁寧に進めて行きます。

彫刻文字のデザイン見本です

 

「ハンコの彫り直し」と「もちこみ印材」のご感想です

 

実印としてお考えの場合は

 

一般的には篆書体(お札に印刷してあるハンコの書体)を用いる事が多いですが、先代の印影が新篆書体の雰囲気でしたらそれに合わせてもいいと思いますよ。
書体選びは迷うものですから当店では二つの印影イメージをご覧いただいています。 あなたのお好みの書体をお選びになってはいかがでしょうか。

 

実印の書体見本

 

銀行印や認印としてお考えの場合

 

銀行印としてでしたら、篆書体か新篆書体はいかがでしょうか? タテヨコのバランスもあなたのお好みで素敵な印影になると思いますよ。
認印としてお考えでしたら、判読しやすい古印体や隷書体のタテ形がお薦めです。 二つの印影イメージを比較対照できるので安心ですよ。

 

銀行印と認印の書体見本

 

 

ステップ1:二つの手書き印影デザインでお好みの方をお選びできます

ハンコを捺印した際に、その印影がどういう風になるかが明確になります

当店では二案書かせていただきますので、書体やバランスによっての目に映る印象の違いが確認できます。
これによって、よりあなたのお好みのイメージに近い印鑑が期待できます。
※ 2案まで商品価格に含まれていますのでご安心くださいませ。 下記は完成した印鑑にお付けしています。

 

例1:彫刻文字は同じでも書体を変えてご覧になりたい場合

篆書体と新篆書体の比較

 

フルネームで実印をお考えでしたら篆書体とそれをアレンジした新篆書で迷われる方が多いのが事実です。
そこで、2案ご覧いただく事によってスッキリしたお気持ちで、あなたのお好みの書体をお選びいただければ幸いです。

 

前田さんの楷書体と古印体

楷書体   古印体

 

また認印としてお考えの場合は同じタテ形のバランスでもご覧いただくように楷書体と古印体とでは雰囲気が違いますよね・・・
そこで、2案ご覧いただく事であなたのナットクされる書体をお選びいただければと思います。

 

例2:書体は同じでもバランスを変えてご覧になりたい場合

利家さんの新篆書体のヨコ形とタテ形

 新篆書体  新篆書体

彫刻文字と書体は決まっているけど、タテ形とヨコ形で迷われた事はないですか?
2案ご覧いいただければ、きっと あなたのイメージに近い印鑑が完成すると思います。

 

 

ステップ2:彫刻直前の文字をご確認できます

鏡で反転させた文字をご覧いただけるのは、本当の手彫り印鑑だからこそ出来る技です

1級印章彫刻技能士・1等印刻師 塩屋 正晴

前田利家さんを当店独自の新篆書体で彫ってみました。

完成した印鑑を捺印するまで1分30秒程ですが、お時間があればどうぞご覧くださいませ。

 

前田利家さんを「新篆書体」で書くと下記の通りになります。

 

字入れ作業です

当店では この【字入れ作業】を、鏡で反転させ、メールで最終確認していただいています。

 

鏡で反転させた文字を確認できます。

彫刻面に文字を書くことが「手彫り印鑑の必須条件」になりますので、確認できるところで購入される事をお薦めいたします。

 

彫り直しの概算お見積りです

 

価格の違いは全工程が完全手作業です

 

直径/5文字まで

象牙材
象牙の印材です

牛角材
牛角の印材です

黒水牛材
K水牛の印材です

10.5ミリ丸 35000円 30000円 25000円
12ミリ丸 40000円 35000円 30000円
13.5ミリ丸 45000円 40000円 35000円
15ミリ丸 50000円 45000円 38000円
16.5ミリ丸 55000円 50000円 41000円
18ミリ丸 60000円 55000円 48000円

※現物の写真を確認させていただいた際に金額が前後する場合がございます。
※もちこみ印材(彫刻文字がない場合)は上記の限りではございません。

 

 

 

「ハンコの彫り直しは良くないのでは?」 を 解消させていただきます

 

当店は全て完全手作業なので安心です

ハンコの彫り直しについて心配される理由は、殆どの業者は事務的に既存の彫刻文字を機械で削り、新規の文字も機械で彫る事があげられます。
それは 「完成した印鑑に人の気持ちが全く入っていない」からです。 昔は職人さんの心がこもった手仕事でしたが、現在ではレーザーロボットでの流れ作業が主流です。

 

そこで当店では先代がご使用になっていた大切な印鑑に敬意をこめて「手で丁寧にこすって平らにし」「新規の文字は筆で書き」「彫刻刀で彫らせていただきます。」 
つまり、最初から完成に至るまでの全工程が完全手作業ですから安心して彫り直しをお任せください。

 

生き生きとした印影になります

機械彫りは「ありきたりなPCフォントのゴシック体」、手彫りは「唯一・無二の肉筆」で構成されます

ここでは彫刻文字が同じ「令和 花子」さんであっても、目に映る印象が全然違う事を解説をまじえてご覧くださいませ。

 

ゴシック体VS当店の篆書体(てんしょたい)
ネットでありがちなゴシック体(機械彫り) 当店の篆書体(手彫り)
ありがちな丸ゴシック体の開運書体 当店独自の篆書体

2級技能士や無資格者によるPCフォントのゴシック体です。「無機質な棒」で構成されるため線の太さが同じでノッペリとした感じになります。
また、「子」の文字については、頭の「角」が出ているのは「誤字」です。 

線質に抑揚があるのがお解りいただけると思います。このように筆で書く事を意識した仕上げ方により躍動感があり「生きた線」で構成された印鑑になります。
また、余白と朱色のコントラストがさえ明るい雰囲気になります。

 

 

ゴシックの開運書体(吉相体)VS当店の新篆書体(しんてんしょたい)

 

ネットでありがちなボッテリとした開運書体(機械彫り) 当店の新篆書体(手彫り)
ありがちな開運印鑑の書体 当店独自新篆書体

2級技能士や無資格者による開運印鑑を謳った書体です。PCフォントのゴシック体なのでボテッとした感があります。
また、ワクに接する箇所(特に上下左右は作為的でベチャと接しているのは不自然ですね。)
「生命力がない棒」で構成されただけの開運印鑑(吉相体)には要注意です。

私が「新篆書体」で彫らせていただく場合は、「篆書体」をベースに考えますので、「線質」と「バランス」を重視します。
文字は筆で書くので印影についても線の強弱や余白との調和が大切です。
ワクに接する箇所も自然になっているのがお解りいただけますでしょうか?
柔らかく美しい生き生きとした印影が期待できます。

1級印章彫刻技能士とは厚生労働大臣認定です。(手彫り技術習得者)
2級印章彫刻技能士とは各都道府県知事の認定です。(機械彫り)
無資格者とは上記以外の方です。(機械彫り)

 

 

 

彫り直しを承る主な理由に意外と2が多いのは驚きです

1、先代の形見やお土産でもらったハンコが象牙だったので

ご注文に関わらず、譲り受けたハンコや使用していない印材のご相談もお受けしています。

2、注文したハンコが思った通りにならなかったので

機械彫りのハンコの彫り直しをお受けする事も多いです。

3、使用していたハンコのワクが欠けてしまったため

落下によりワクの欠けた象牙のハンコを彫り直しさせていただいた事もあります。

ズバリ! 機械彫りと人の手で彫った印鑑の違いが解ります

なぜ人間がこすって平らにした方が綺麗な印影になるのか

無資格者や2級技能士は既存の彫刻文字を機械で削って、さらに新規の文字も機械で彫りますので、結果残念な印鑑になります。
ここでは既存の彫刻文字を機械で削って彫るのと、手でこすって彫るのとでは完成した印影の鮮やかさが全く違う事がご覧いただけます。

 

@ 表面にご注目ください 全く違います

機械で削った場合
彫刻面がザラザラです

機械で削った彫刻面です

 

最初から最後まで一気に粗い粒子で削るので、彫刻面がザラザラになってしまいます。

また、ワクの輪郭もささくれてしまいます。

「ハンコの彫り直しは良くないのでは・・・」と心配する理由はこの点になります。

手でこすった場合
彫刻面がツルツルです

手でこすって平らにした彫刻面です

 

最初は粒子の荒いもので、そして徐々に細かなサンドペーパーで表面を確認しながら丁寧にこすっていくので、ツルツルとした光沢感ができます。

人の手で既存の彫刻文字に敬意をこめます。

 

 

A 彫り直した文字は共に塩屋正晴になります

機械で彫った場合です

機械で彫った彫刻面です

 

底が浅く彫りカスが目立ちます。

手で彫った場合です

手で彫った彫刻面です

 

彫刻刀で一定の深さに丁寧に彫らせていただきます。

 

 

B 捺す前に彫刻面の墨を拭き取ります

機械で彫った彫刻面です

機械で削った場合の彫刻面です

 

彫刻面がザラザラのため墨が染み込んでいます。

最初に荒く削った影響がこの段階で目立つ事になります。

手で彫った彫刻面です

手で彫った場合の彫刻面です

 

ツルツルした光沢面なので綺麗に拭き取れました。

 

 

C 彫刻面に朱肉を付けます

機械で彫った彫刻部分です

機械で彫った彫刻面です

 

底が浅いため朱肉が付着しています。

手で彫った彫刻部分です

手で彫った場合の彫刻面です

 

深さが一定なので朱肉は殆ど彫刻文字だけに付着しています。

 

 

D 紙に捺してみました

機械で彫った印影です

機械で削った印影です

 

ワクと文字が同じような太さで不自然です。 また、印影にムラがあります。

 

通販サイトでありがちな無機質で稚拙なゴシック体です。

せっかく彫り直してもこれでは残念です。

手で彫った印影です

手で仕上げた場合の印影です

 

柔らかなで重厚な線質に仕上げましたので綺麗な印影になります。

 

私は篆書体を基調に真心こめて流麗で生き生きとした感じに彫らせていただきます。

 

 

人間が手でこすって平らにする理由

 

1・温かみのある綺麗な印影にするためです

殆どの業者は既存の彫刻文字を事務的に機械で削り、さらに新規の文字も機械で彫り上げますが、これではせっかく先代から譲り受けた印鑑が台無しです。
私は綺麗な印影にするために既存の彫刻文字に心を込めて丁寧に手で真っ平にしてから新しい文字に魂をこめて彫らせていただきます。
ハンコの彫刻面を機械で削った場合と手でこすった場合の比較です

 

2・無駄に短くせず強度なワクにするためです

仕事の回転率をあげるため本来削らなくても良い部分も機械で削る業者が殆どですが、私は進捗状況を確認しながら必要最小限の部分だけを丁寧に手でこするので安心です。 また、完全手彫り作業ではハンコのワクをドテ状にしますので強度なワクが期待できます。

彫刻面(側面)比較です

彫刻面(側面)の比較です

ハンコの側面と彫刻面の比較です

 

1級印章彫刻技能士・1等印刻師 塩屋正晴

持ち込みの印材や店頭に陳列してある印材も含めて彫刻面は歪んでいます(平らではございません)
私は綺麗な印影にするため丁寧に手でこすって「真っ平」にしてから、彫刻面に筆で文字を書いて彫刻刀で彫らせていただきます。
上記は当然の事だと思われるかもしれませんが、殆どの業者は機械で削って機械で彫り直す作業手順になります。

彫り直しできる印材とできない印材について (持ち込みも含みます)

彫り直しのできる印材

下記は私が実際に手で彫り直した事のある印材になります。

 

象牙

印鑑の材質としては最高のものとされています。見た目も美しいく、そのすばらしさから 「印材の王様」といわれ、硬度・弾力性・吸水性は他の印材より優れて、ひび割れや虫食いに強く精密な彫刻に向いています。また、朱肉の付も良く、捺印した時の鮮明度はピカイチです。

 

マンモス

ワシントン条約後に象牙にかわる印材として販売されるようになりました。 象牙の硬さにはひけをとりませんし見た目は大変綺麗です。

 

牛角

以前は「オランダ水牛」と呼ばれていましたが、オランダが原産国でもなく、水牛でもないため、近年、「牛角(うしつの)」に名称が統一されました。オーストラリアやウガンダ、ケニア、ナイジェリアなどの陸牛の角から採られる印材で、美しい飴色が特徴です。天然素材のため、同じ牛角でも印材によって色合いのコントラストが違います。より白色に近づくほど高価とされて、特に弾力性に優れ、印材としては黒水牛同様 芯の部分を使用します。

 

黒水牛

硬く粘りもあるため、印肉のつきのよさに優れます。また、光沢ある美しさからアクセサリーとしても愛用されています。天然素材のため、完全に真っ黒な素材が少なく、薬品で黒く染色した黒水牛が大多数を占めます。芯の通った中心の芯持(しんもち)、という部分は角の先端にあたる部分を使用し、印面側の芯の小さいものがもっとも良質です。

 

ウニコール(一角の牙)・鯨の牙

お客様の持ち込み印材で彫らせていただいた事はありますので対応できますが、両印材共、特有の「ミゾ」があるため、その部分に文字が重なると「文字の線が欠ける」場合があります。念のためお伝えまで。

 

 

彫り直しのできない印材

 

木、石材、プラスチック材はお受けしていない理由

● 柘やその他の木材は技術的には問題ありませんが、新しく購入された方が安価なためです。
● 石材はサンドブラストという吹付の機械を用いて彫る素材のため彫刻刀で彫る事ができません。 
● プラスチックも新しくお求めになった方が安価で購入できると思います。

ご注文方法とながれ

まずはご注文に関わらずお気軽に印材の写真をお送りくださいませ

お持ちの印鑑が「何の印材が解らない」「彫り直しできるの?」「キズがあるけど問題ないの?」「ハッキリした金額を知りたい」など気になる事はございませんか? そんな時はご相談フォームから写真を添付していただければお答えさせていただきますよ。 しつこい営業は一切していませんので、ご安心くださいませ。

 

金額にご納得いただければ下記のながれになります

ご相談の際に金額等にご承知いただければ、下記の手順で一つづつ丁寧に作業させていただきます。
何かご不明な点などございましたらメールでもお電話でもお気軽にご連絡くださいませ。

 

印鑑の彫り直しのご注文後の流れです
印鑑の彫り直しのご注文後の流れです

 

下記の点はあらかじめご了承願います (持ち込みの印材も含みます)

 

彫り直しされるハンコの注意点です。

持ち込みも含めて色々な印材を彫り直しさせていただきました

ウニコール(一角の牙)

お持ち込みいただいた印材です

 

粗目のサンドペーパーで丁寧にこすります。

ウニコール(一角の牙)の彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

平らになったか確認するため表面に朱を塗ります。

ウニコール(一角の牙)の彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

 

キメ細かなサンドペーパーで丁寧にこすります。

ウニコール(一角の牙)の彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

平らではありますが念のためもう一度表面に朱を塗ります。

ウニコール(一角の牙)の彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

綺麗なスジが入っているのがこの印材の特徴のようです。

ウニコール(一角の牙)の彫り直し

 

正直、お問合せいただいた際 「ウニコール? えっ?」 と 思いました。 聞いた事も見たこともなかった印材だったからです。諸先輩方や印材メーカーに問合せても「知らない、聞いたことがない」との事です。初めて彫らせていただきましたが想像していた通り象牙のように硬かったです。 

貴重な印材を彫らせていただきましてありがとうございました。

鯨の歯

お持ち込みいただいた印材です

 

サンドペーパーで丁寧にこすります。

鯨の歯です

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

何度も円を描くように丁寧にこすります。

鯨の歯です

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

 

平らになったか確認するため表面に朱を塗ります。

鯨の歯です

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

もう一息です

鯨の歯です

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

彫刻面に「芯」が入っているようです。

鯨の歯です

 

こちらのお客様は実店舗にご来店いただきました。 彫らせていただいて感じた事は鯨の歯もウニコール同様に硬かったです。 彫刻刀の刃先の入り方が印材によって微妙に変わるという貴重な経験をさせていただきました。 正に自分の指先が彫刻方の刃先と一体になっているようでした。



マンモスの牙

 

彫り直しを承りました

 

粗目のサンドペーパーで丁寧にこすります。

マンモスの牙の彫り直しです

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

丁寧にこすります。

マンモスの牙の彫り直しです

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

彫刻文字が殆どなくなりました。

マンモスの牙の彫り直しです

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

細かなサンドペーパーでの仕上げです。

マンモスの牙の彫り直しです

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

これで真っ平になりました。

マンモスの牙の彫り直しです

 

ワシントン条約で象牙が輸入禁止になりマンモスの牙については、それに代わる印材として多くの業者さんが取扱うようになりました。 彫刻した感触としては、象牙同様に硬い感じです。

※ ちなみに、当店ではマンモスは取り扱ってはいませんが、彫り直しは承っています。

牛角(旧称:オランダ水牛)

 

彫り直しとして承りました。

 

粗目のサンドペーパーで丁寧にこすります。

牛角の彫り直しです

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

優しく丁寧にこすります。

牛角の彫り直しです

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

彫刻文字が殆どなくなりました。

牛角の彫り直しです

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

彫刻面に朱墨を塗って平らになったか確かめます

牛角の彫り直しです

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

芯持ちの彫刻面が真っ平であることが確認できました

牛角の彫り直しです

 

象牙を含み牛角や黒水牛などの「角系の印材」も「繊維質状」で出来ています。

私はこの繊維をバサバサに荒らすことなく真っ平にするには手でこするしかないと考えています。

その理由は、機械では一気に削るため無駄な長さを失いますが、手で優しくこする事により進捗状況を確認しながら必要最小限の部分に留める事が出来るからです。



本体に亀裂が入った象牙です

 

今回、ヒビが入っている事をお互い承知で彫り直しさせていただく事になりました。

象牙の彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

先ず、粗い目のサンドペーパーで彫刻面を丁寧に平らにこすっていきます。

象牙の彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

彫刻面にもキレツが入っているかもしれない事はお伝えはしてあったのですが・・・

象牙の彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

平らになった事を確認しましたが、念のため朱を塗ります。

象牙の彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

綺麗に平らになりました。これで新しい彫刻文字が書ける準備ができました。

象牙の彫り直し

 

最初お問合せいただいた際に「ヒビが入った印材は薦めできません。もし、彫らせていただけたとしても永くご使用できる保証はできませんよ。」とお伝えはしたのですが、それをご承知いただき承る事になりました。

お客様としてはそれ程思入れのある印材だとお察ししました。写真の通り捺印時に左上に亀裂が入っていたのですが、今回は目立たないように右下にして新しい文字を彫らせていただきました。

かなり年季のはいった黒水牛です

 

先ずは粗い目のサンドペーパーでこすっていきます。

黒水牛の彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

彫刻文字が判読できなくなりましたね。

黒水牛の彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

もう一息です。 ひたすら平らになるように優しく丁寧に丁寧にこすっていきます。

黒水牛のの彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

表面に朱を塗ります。 こうする事により平らかどうか解りやすくなります。

黒水牛の彫り直し

 

ハンコをこする工程の矢印です

 

平らになりました。(表面の白っぽい部分は芯持ち材の特徴です)

黒水牛の彫り直し

 

大変年季の入った黒水牛印材でした。新規に承っても極端に差額が生じない事もお伝えしましたが数日後に彫り直しのご注文をいただきました。

この印鑑に対して特別なお気持ちがあるものと感じた次第です。

彫り直しについてよくある質問です(持ち込みも含みます)

彫り直す部分を削ると縁起が悪くないですか?
最初に「縁起が良い・悪い」は価値観など精神的な事になり人によって受け取り方は様々だと思いますが、当店の場合は機械で「削る」のではなく「手でこする」方法で平らにしていますのでこの点についてはご安心ください。

彫り直し出来ない印材はありますか?
チタン(金属)・合成樹脂(プラスチック)・石材は手で彫る事が出来ないので承っていません。

持ち込みで彫ってもらえますか?
印材によります。 象牙・黒水牛・牛角・柘材なら承れますが、ご相談フォームから写真を添付していただければ幸いです。

印材に加工していない角や牙は彫れますか?
大変申し訳ございませんが、承っていません。

おじいちゃんのハンコと同じ字体で彫れますか?
全く同じ字体にはなりませんが、雰囲気を近づける事は出来ると思います。

店によって彫り直しの値段が極端に違うのはなぜですか?
機械彫り(人の手が全く入らない作業工程)との違いだと思います。

ご注文に関わらず、お気軽に無料相談なさってください

あなたの心配事が少しでも解消できれば幸いです。

例えば、お手元のハンコ(持ち込み印鑑も含めて)が「何の印材が解らない」「彫り直しできるの?」「キズがあるけど問題ないの?」その他、色んな事で気になる事はございませんか?
そんな時はご注文にかかわらず、先ずはお気軽に写真を添付していただければお答えいたします。
もちろん、しつこい営業は一切していませんのでご安心下さい。(^-^)

 

メールでの無料相談 (はっきりとした金額をお伝えいたします)

お手数で申し訳ございませんが、下記のように「3つの写真の添付」「印材の直径と長さ(おおよそでけっこうです)」「新規の彫刻文字数」をお教えいただければ、
ハッキリとした金額をお伝えいたします。 その他ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せください。 

 

下記は通常のメールフォームが開きます

メールでのお問合せ

まれにメールが届かない場合がありますので、2日経っても、こちらからのお返事がない場合はお電話いただければ幸いです。

 

全体の写真です

印材の写真です

彫刻部分の写真です

印材の写真です

印材を立てた写真です

印材の写真です

個人情報の観点からお問合せいただいた件については1週間程度経ってもお返事がなかった場合は完了したものと認識して削除させていただきます。

 

電話での無料相談

お急ぎの場合でしたら平日の9時〜18時(日・祝はごめんなさい)にお電話いただければ幸いです。
書体、納期、印材等の事やその他ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せくださいませ。

 

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